ダンクシー

ブレイドのダンクシーのレビュー・感想・評価

ブレイド(1998年製作の映画)
4.6
「目を覚ませ。一見平和な街の裏にドス黒い危険な世界が潜んでる。そこで生き抜くには銃を撃つのをためらうな」

コンスタンティン然り、こういう厨二心をくすぐられる作品が大好物なんだよな〜!ポーズとかアクションの動きとかが一々ぶっ刺さった。カッコつけまくりなんだけど、事実超カッコいいんだよなぁ。監督のこうしたらお前ら興奮するやろ?って思惑が伝わったし見事に思惑通りの結果になってます。ガラスにバイクで突っ込んでくるのカッコよすぎて鳥肌立った。

黒いサングラスとスーツとマントを身にまとった黒人。黒の統一感とスタイリッシュさによって異常なほどのカッコ良さを醸し出していた。そこに杭や手裏剣、銃に加えて刀を使いヴァンパイアを狩っていく。日本の殺陣を意識したアクションは観ていてとても面白く見応えがあった。あと動きがたまらん。手下の雑魚ヴァンパイア共をぶっ倒した後に壁に刺さった剣を抜いて振り下ろすんだけど、それだけの動きなのに剣をクルクル動かして下に向けてポージングするのが意味分からんのにめっちゃ画になってて感動した。
あと全体的にマトリックスっぽさもあるけど、こっちの方が先というね。

「見ろ、人間は家畜と同じ クズさ。ほっといても滅びる。疫病、戦争、飢饉。俺たちが食って何が悪い」

ストーリーも分かりやすいし、とにかく爽快感に満ちている!何も考えずに楽しめるエンタメ映画。CG技術も昔のこともあり少し劣っているが、それもいい味を出している。バイオレンスなグロシーンの塩梅が絶妙で、リアルじゃないけど気持ち悪くてちゃんと好きだった!

血のシャワーは、キャリーとかウェンズデーを思い出した。血っていいよなぁ。。あと日本人がいるクラブに入った時に、チンチンブラブラソーセージ♪とか歌ってんの地味に笑った。

善悪がハッキリしない作品も多いけど、この作品は、ブレイドは誰の有無も言わさず、敵ならば誰であろうが容赦なくぶち殺していくのでとても面白いしシンプルで最高。2も確定で観るしかないっすわ!
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