こぅ

ジェット・ローラー・コースターのこぅのレビュー・感想・評価

3.5
ジェームズ・ゴールドストーン監督による
【サスペンス・アクション】。

【刑事コロンボ】→【古畑任三郎】に、
【刑事コロンボ】の脚本家による本作+【ジャガー
ノート】→【古畑任三郎】のキムタクの爆弾魔の
エピソードに繋がっている。
(本作からは、遊園地と◯◯◯◯クッキーを引用。)

序盤からスリルがある。
本作もコロンボの作風と同じ【倒叙】で、犯人は最初から
明かされている。

脚本で先ず面白いのは、犯人対直接警察では無く、
規格安全省の担当官ハリー(ジョージ・シーゲル)
というところ。

脅し的爆破描写は、 序盤に出てきて、ピーク。

2回ある見所となる遊園地シークエンスの最初の
現金受け渡しシークエンスでは、【頭脳戦】の
緊迫感、醍醐味を見せてくれる。
◯◯◯◯◯◯◯の中に仕掛けるっての最高。
犯人がいつも近くから見ていて指示を出している
のが、面白い。

一番難しいであろう爆弾セットのシークエンス
は、都合よくあっさりパスである。
この点は、【ジャガーノート】も然り。

こういったタイプの犯人は、やはり冷静で賢い、
憎たらしいほど魅力的で、それは叶っている。

ジェットコースター好き(自分は大の苦手)には
、迫力の主観映像が、結構あり、中々楽しめそう。

終盤の爆弾処理班によるお約束解体シークエンス
までは、結構良かったのだが、、


犯人のある計画が狂った辺りから、お利口だった
犯人が、急にお馬鹿な行動を見せ、【失速】
する。
特に彼の最期は、、、お粗末くん過ぎて台無し。
【ジャガーノート】や【コロンボ】作品のような
息詰まる駆け引き、賢い犯人を上回る激戦があれば
、佳作になったであろうと、、勿体ない。

比較すると、、
【ジャガーノート】は、良く出来ていたなぁ。
こぅ

こぅ