FukiIkeda

明日への遺言のFukiIkedaのレビュー・感想・評価

明日への遺言(2007年製作の映画)
3.6
ボロボロ泣いた。
ピカソのゲルニカの絵から始まるのが印象的。
米軍による市街地への爆撃を行った米軍捕虜の処刑を行った罪でB級戦犯として拘留された岡田資中将の裁判。市街地への爆撃を無差別爆撃だと主張する岡田中将。戦争が終わるきっかけとなったヒロシマ•ナガサキへの原爆投下もそうなのかと問われ、名誉ある爆撃と思っているアメリカ検察側に対して、「それよりも酷い」とハッキリと言いはなつ岡田中将の言葉が印象的。例え同じ、それ以上でも戦勝国の行った残虐行為は、讃えられ、避難されたり裁かれたりすることは殆どないが、敗戦国となると、例え報復であっても認められないのが戦争。
戦争における正義とはそういうもの。
映画としてはナレーションが竹野内豊かどうかが気になって気になって仕方がなかったのと、殆どのシーンが裁判だったので、本当に当時の裁判の傍聴をしている気分になった。
2度と日本は戦争に加担しない国でいたい。
FukiIkeda

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