明日への遺言の作品情報・感想・評価・動画配信

「明日への遺言」に投稿された感想・評価

ソラノ

ソラノの感想・評価

4.0
戦犯裁判映画
名古屋大空襲の時に捕らえられたアメリカ人パイロットを戦争犯罪人として略式斬首した陸軍中将・岡田資は捕虜虐待として裁判にかけられる。

大空襲は虐殺だったのか、戦略だったのか

このレビューはネタバレを含みます

2020/3/23
映画としては、それほど突出したものではないが、岡田資中将の生き様を知るという史実としては、観ておくべき作品だろう。
昔の日本人は筋が一本通っていたから、ブレがない。どんな教育を受けてどのように知識を入れたのかバックボーンを知りたいと思う
kazu1961

kazu1961の感想・評価

3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-549 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋凄い作品だと思います。冒頭10分の無差別攻撃実録映像のみが鮮烈な戦闘シーンで、後は法廷での検事と弁護士、そして証人のやりとりだけで戦争の悲惨さ、無差別攻撃が絶対あってはならないものであることを心に刺すように伝えてくるその演出は文句のつけようがありません。そしてその中に差し込まれる岡田中将の拘置所での生活を描くだけで、緊張感と無常感が見事に表現されています。黒澤組の小泉堯史監督の見事な脚本・演出と岡田中将演じる藤田まことの存在感そのものによるのでしょうね。

🖋それにしても岡田中将の生き様の素晴らしさ、潔さ、部下を守り全てを自分の責任に帰することを主張し続ける。。。先日観た『ハンナ・アーレント』でのアイヒマンの“全ては命令によって”という主張とは全く逆なところに、これぞ日本人と感激してしまいました。

🖋そして共演陣でもいくつかの思うことが。。。実質主演の藤田まことも本作が主演映画としては最後の作品となりました。そして田中好子はほんとうに本作が遺作、“命”を尊ぶテーマの映画に自分の状況を理解しながら出演していたことに胸がいっぱいになります。

🖋岡田中将の妻を演じた富司純子は出演時間が多いのにも関わらずナレーション以外はほとんど台詞がありません。表情だけで夫を支えるその演技がやはり特筆でした。また公開当時話題になったフレッド・マックィーン、スティーブ・マックィーンの息子としてPRしていました。その後その真偽が取り糺され今では息子としては公式には認められていないんですね。顔やブルーの瞳はスティーブ・マックィーンにそっくりなんですが。。

😢物語は。。。(参考:Amazon より)
第二次世界大戦終了後、元東海軍司令官・岡田資中将は、名古屋空襲時における一般民衆への無差別爆撃を実行した米軍搭乗員処刑の罪に問われ、B級戦犯として裁判にかけられた。 岡田中将の弁護人であるフェザーストーンと相対するバーネット検察官、裁判長のラップ大佐をはじめ、裁判を行うのは戦勝国アメリカ。そんな中、岡田中将は、自己の信念を曲げることなく、すべての責任は指示を下した自分にあると主張。法廷闘争を法における戦い「法戦」と呼び、飽くまで戦い抜こうと立ち向かう。 部下を守り全責任を負う覚悟を見せる岡田中将の潔い姿は、次第に、敵国の検事や裁判官をはじめ法廷内にいるすべての人を魅了し心動かしていく・・・・。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『明日への遺言』
原題(英題):※※※
🎥製作国 :日本
🎥初公開 :2007
日本公開 :2008/03/01
🎥上映時間 :110分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):小泉堯史
脚本 :小泉堯史、ロジャー・パルバース
原作 :大岡昇平『ながい旅』
撮影 :上田正治
音楽 :加古隆
出演(声優):藤田まこと、富司純子、ロバート・レッサー 、フレッド・マックィーン 、リチャード・ニール、西村雅彦、蒼井優、近衛はな、田中好子

🔸Overview (映画. comより)———————
第2次大戦後の戦犯裁判で、信念を貫き、部下の命を守った岡田資の生涯を綴った大岡昇平の「ながい旅」を、「雨あがる」「博士の愛した数式」の小泉堯史監督が映画化。第2次大戦時、無差別爆撃を実行した米軍兵士を正式な審理を行わずに処刑した罪で、戦後、B級戦犯として裁判にかけられた元東海軍司令官・岡田資中将。彼は家族が見守る中、法廷で「全ての責任は司令官たる自分にある」と主張する。彼に下された判決とは……。

このレビューはネタバレを含みます

藤田まこと見たさに観た。
スコアは真ん中だが、これはこれでよかった。
mh

mhの感想・評価

-
無差別空襲についての軍事法廷もの。
スタートから三十分、主人公は発言しないのとか、めちゃくちゃかっこいい構成なのに、いざ話し出すともうだめで、モノローグは誰彼問わず入れてくるわ、脇役の演技がわざとらしくてひどいわ、感動シーンを強調するバイオリンなどがいやらしい。
ついにはただの感動ものに成り下がってしまう。
テーマも話も文句なく面白いので、余計な要素入れないでほしかった。
序盤は本当に面白いので、本当にもったいない。
無差別爆撃だと知りながら反復していることを戦争犯罪だとして、その戦争犯罪人を現場で略式的に裁いて、斬首など処刑したというロジックだった。
部下の責任も全部ひとりで引き受けたという形で決着なんだけど、それはそれで軍事裁判、機能してなくねという疑問も生じる。
竹野内豊の朴訥なナレーション良かった。
ゲルニカ空襲やロンドン空襲、ドレスデン空襲にも言及がある。
戦争関連の映画で藤田まことは初めて見たかも。
勝者の裁判とはこんなものなのか?これでも敗者にも配慮されてるらしい。米国の身勝手さが、朝鮮戦争·ベトナム戦争·イラン·アフガンにも感じる。何といってもこれほど無差別殺戮、広島·長崎原爆投下を二枚舌で正当化しようとするのには恐れ入る。現在の「慰安婦問題」を反省、お詫びする中で、これは問題にもならないのは何故··。また内容としては部下、家族との絆等、盛りだくさんで焦点がぼける。検事·弁護人·司令官に絞った作品にして欲しかった。藤田まことが 親父に似ており好感が持てた。
名古屋を空爆したB29捕虜搭乗員を斬首処刑した責任を問われB級戦犯として裁判にかけられた岡田資中将を描いてる。全編にわたる淡々とした法廷劇に単調さはあるが胸に響くものがある。中将の日本人、いや、人間としての『誇り』を熱演する藤田まことは見もの。
すあま

すあまの感想・評価

4.2

すごいよね。
アイヒマンみたいに、全ては上からの命令で自分は命令に従っただけだの一点張りで助かろうとする者。
岡田中将みたいに、責任をかぶって部下を守ろうとする者。

私だったら同じ選択が出来るかなんて、答えられない。

裁判官も、検察官も、傍聴席も、全員が岡田中将の味方になった。信念に心が打たれたからだ。
法戦において、岡田中将は圧勝だったと思う。判決は関係ない。

敵までもを味方にさせる、勝っても相手は全く嬉しくなかっただろう。だってほんとは完敗だもんね。そんな事ってあるかな。

最後の発言を求めるシーン。
頭がいい人の日本語は本当にキレイだよね。泣けたなぁ..。

お風呂のシーン。
みんなでふるさとを歌うんだけど、今の私たちにとって、それにあたる曲って一体なんなんだろう。愛国心って、一体なんなんだろう。日本人としての誇りって一体なんなんだろう。

そんな事も疑問に思った。
ChieP

ChiePの感想・評価

3.5
【映画から戦争を学ぶ記録用】
◆戦後/横浜法廷軍事裁判。

藤田まこと主演=岡田資中将役。

名古屋大空襲の際、撃墜され
パラシュートで 降下してきた
米兵に対して、斬首刑の
命令を下した戦争犯罪人(捕虜虐待の罪)
として米国に裁かれる話。

こっちは一般市民の住宅地に大量の
爆弾を落とされ…
(原爆然り)
なのに、お咎めなしなの?的な
テーマも含めつつ。
それが勝戦国と敗戦国の落差。

でも日本側の弁護士はアメリカ人で 、
親身になって頑張ってくれた。

キャンディーズ田中好子遺作らしい。
drgns

drgnsの感想・評価

3.0
淡々としてて少々退屈だけれど、内容は興味深い。作品内のあれこれよりも序盤の実際の映像が一番胸に応える。

中村主水が好きなので藤田まことさんは好きな俳優さん。これが最後の作品だとは知らなかった。
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