ソワタク

ふたりのソワタクのレビュー・感想・評価

ふたり(1991年製作の映画)
3.4
大林宣彦監督の新尾道シリーズ3部作の第1作である今作は、久石譲の劇半と相まって中々センチメンタルな作品。
いつもの、大林作品に比べると大変観やすくなってます
とはいえ、第九のシーンやマラソン大会で観られる独創的なシーンも健在です
姉の事故死でひとりぼっちになった妹
しかし、いつからか幽霊となって舞い降り妹を陰ながら支える姉、ふたりの話を軸にして、物語は進んでゆきます。
母の心の病や父の浮気など、ヘビーな出来事も姉の存在があったから乗り越えてゆけたのかな?
最後の鏡台のシーンも涙なくしては、観られません。
監督自ら歌うエンディング曲も中々心に染みましたねぇ
出来れば、もう少し短ければ中弛みせずすっきり観られたのかなと思いますね
ソワタク

ソワタク