ゆみモン

色ごと師春団治のゆみモンのレビュー・感想・評価

色ごと師春団治(1965年製作の映画)
3.0
長谷川幸延:原作
松竹新喜劇の館直志(渋谷天外)と中島貞夫が共同脚色
マキノ雅弘:監督

松竹新喜劇のスター、藤山寛美主演の人情喜劇…なのだが、喜劇と言うには女性たちが可哀想だ。
大阪ミナミの寄席“花月“で前座を務める桂春団治は、型破りの落語と独特の話術で人気があったが、生来の女好きと酒好きという欠点の持ち主。小料理屋の女中、ひいき筋の若後家、京都の宿屋の娘と、次々に手を出す。
が、何故か女性たちは、春団治を恨んだりしない。
藤山寛美は確かに上手いのだが、(失礼ながら)そんなにモテる男に見えないのが気になった。