このレビューはネタバレを含みます
現代社会に忙殺される航空会社の副社長ロバート(ジャック・レモン)と、大戦中ロバートが進駐していたナポリで知己を得たアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)が、ロバートのイタリア出張を機に数十年ぶりに再会するっていう話。
軽妙な会話劇。絵に描いたような嬉しいハッピーエンドでウキウキしちゃった。
ジャック・レモンは本当にピアノが上手なのかな?演奏シーンにびっくり!
私もナポリに行ってみたくなっちゃった。あとナポリ名物ババ美味しそう。
VHSで鑑賞。画質はうーん、、、だけど、隠れた名作を観られるようになったのでとても嬉しいです♪
仕事命のロバートがナポリで過ごした日々で人間らしさを取り戻すくだりは、こう言うのも烏滸がましいですが、すごく分かる気がします。私も初めてイタリア映画の素晴らしさを知った時、ほとんどロバートと同じ経験をしたからです。
持って生まれた価値観を覆されるというのは、どちらかというと屈辱的なことなのではなく、むしろ感動的なことなんだと思いました。私の場合は、生きていることは、そう悪いことばかりでもないんだと気づけたからです。
やっぱり映画は、イタリア映画が一番好きですね。
メモ
冒頭、航空会社の副社長がイタリアへ来た!として取材を受ける場面?だったかな、ニーノロータの「山猫」のワルツ?がかかってた。