ゆみモン

恋文のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

恋文(1985年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

昔の恋人が病で余命僅かと知り、自分が側にいて最期を看取ろうとする男。その女性と結婚するために、妻子に別れてくれと言う身勝手さ…。
こういう男に、萩原健一は適役。おそらく実生活でも、ダメでクズでそれでも愛おしい…という男ではないか?と思わせるほど。

狂うほどの想いを秘めながら、男の希望を叶えてやろうと女の前で演技する妻。この妻を演じる倍賞美津子。見た目のイメージより繊細な演技だった。

余命僅かの元恋人役は、高橋惠子。儚く美しいが、余命幾ばくもない割には顔色もよくやつれていないのがリアリティに欠ける。

最も光っていたのは、息子を演じた子役だと思う。