ハム

大統領の理髪師のハムのネタバレレビュー・内容・結末

大統領の理髪師(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『韓国映画 この容赦なき人生』から

1960-70年台の韓国を舞台に、大統領専属の理髪師となった市井の男性とその周囲が描かれた映画

ソン・ガンホとムン・ソリが夫婦役で共演

正直、歴史的な背景は頭に入っておらず深く理解ができていない

が、10歳かそこらの息子が下痢(マルクス病)のために拷問にかけられ、歩くことができなくなってしまうのは悲劇(拷問シーンでは痛そうにしておらずコミカルに見ていたが、まさか)

最終的には、とある啓示的な出来事およびその奇跡的な結果として再び歩けるようになるのだが、そこがラストシーンになっておりハイライトでもある

息子が拷問にかけられたのは政府の方針のせいだが、こんなに近くにいる理髪師の息子が拷問にかけられていることを大統領は(当然)認識していない

後半は家族の物語に収斂していくのだが、政治家や政府が頼りにならない(一人一人にフォーカスしコミットするのは現実的に不可能)のであれば物語が市井に閉じていくのも当然か
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