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トランスアメリカのFAZのネタバレレビュー・内容・結末

トランスアメリカ(2005年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

デスパレードの妻たちにハマり、その中でも特にサバサバしたリネットのキャラクターが大好きでした。デス妻見ていたとき、リネット役のフェリシティ・ハフマンの演技が他の3人より飛び抜けて好みで、彼女の他の演技も見たいと検索して見つけたのがこちらの作品

いやーーーもう、やっぱり演技が上手い!!
他のレビューでも、本当にトランスジェンダーの人かと思ったとか、男優さんかと思ったとか書いてありましたが、そう思われてもおかしくないぐらい、細かい仕草や表情や言葉遣いが繊細に心と体がチグハグで、必死に自分になろうとしているブリーという女性を表していた。

息子のトビーは美男子すぎて目の保養。

ただ、父親だと名乗るキッカケになった、トビーからのキスや結婚しようはやめてほしかったなー。違うキッカケでのカミングアウト脚本にできなかったものか…。
綺麗だよと言ってもらうことは、ありのままのブリーを受け入れてもらったことの表れではあるんだけども、別にそれは男女の愛絡みじゃなくても良かったのでは?
なのでスコアひとつ減らしました…。

ただそれ以外はLGBTQについて改めて考えさせられたし、都内でRainbow Prideがあった日にこの作品を見て、人間の多様性を偏見なく当たり前のように受け入れられる人が増えてほしいなと思った。
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