このレビューはネタバレを含みます
閉鎖された南極という極地での生活を面白おかしく描いています。
何百日も閉じ込められたようなところで生活していると
楽しみというものは限られ、
一番の楽しみは食事の時間なんでしょうね。
これと言った盛り上がりもなく、
8人の選ばれし南極観測越冬隊員の日常(生活、娯楽)を
ストレスや葛藤を
ユーモラスに、かなりわざとらしく描いいています。
極寒の閉ざされたところでの生活を続けていると
ちょっと可笑しくあんな風に変な行動することもあるんだろうなあ~と想像。
8人それぞれに得意分野があり専門家であり、役割があり、、、
でも、任務、仕事については、料理人以外はあえて焦点をあてずほとんど描かれていません。
タイトル通り、料理担当隊員を中心にしたお話です。
堺雅人演じる料理人がある日
「ラーメンがついに底を尽きました。 夜中にこっそり食べている人がいるからです。」と
それを聞いた一人の隊員(きたろう)が
「俺の身体はラーメンでできているんだ。 これから何を楽しみに生きていくんだ!」と
嘆き悲しみ落ち込むシーンがありますが、
日常の普通の食事、楽しみがいかに有難いことかと、
家族がそばに居て、普通の食事をして会話して。
普通であることが一番大切なんだと感じました。
思っていた映画ではなかったけれど楽しく観れました。