みどり

南極料理人のみどりのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
3.8

南極観測隊員の料理人として派遣された西村を中心としたゆるっと笑えて癒される話

冷凍や缶詰、保存の効くものを主にして
限られたものでいかに美味しいものを作るか
はじめは肉ならなんでもいいとか、
ご飯を食べにこんなところまで来たわけじゃないだとか憎まれ口を叩かれたり…
でも、誕生日に出されたステーキがなんともいえないほどおいしかったのだ
小さすぎるフライパンに悪戦苦闘した結果、
肉の塊に油をたっぷり塗って直接火をつけてぶんぶん振り回したり。やることが子供なんです。おじさんたちの少年の心がかわいい。

夜中にラーメンばかり食べるから保存してあった分も底をついてしまう
ラーメンがないと生きていけないのだと泣きつく隊員を見ながらなんとかならないかと考えていたら
あれとアレを掛け合わせたら麺が作れることがわかって。
オーロラの観測なんてそっちのけで言葉も発さずにただひたすらにすすり続けるラーメンが本当においしそうで

おいしそうな料理の数々、おいしそうに食べる人の顔、それに喜ぶ西村を見ていたら幸福感で満たされっぱなし。


私も生きてる間に遠近感が狂いそうな海老フライが食べたいな……
みどり

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