すみれ

南極料理人のすみれのネタバレレビュー・内容・結末

南極料理人(2009年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

留学してた時の気持ちを思い出して泣きそうになってしまった。帰国すると本当にあんな場所に住んでたんだっけ?って、長い夢を見た後みたいな気持ちになるんだよね。

日本から持ってきたインスタントのお味噌汁を大事に大事にとってたのに、いつの間にか最後の1つになっちゃって泣きながら飲んだ日もあったな〜。
豪雪の中におにぎり落として、春になったら凍って出てきたこともあったな〜。

ご飯と気持ちが直結してる自分にとって、うるっとくるポイントが多くて、やっぱり食べることは生きることだなぁって。
あと、ラストのオチも大好き。

「美味しい」や「旨い」という言葉を使わずとも、作品に出てくるご飯がおいしいことは十分に伝わるし、食べ方でその人の感情や性格まで表れてた。
食べてる人の顔を見ながら、控えめにご飯をつまむ堺雅人の表情もよかった。
大きく物語が動くわけじゃないのに、ずっと見ていられるのは、テンポ感やクスッと笑える部分が多いからかな。あと全体的に絵も綺麗。

料理が好きで食いしん坊な自分にとっては最高の一作でした。
すみれ

すみれ