この映画と縁切りたいよ
元ニュース担当からグルメ系として地方の”縁切り村”に飛ばされたらしい牧野。オススメ地元飯紹介な番組のサポートに携わるも、なんもかんもポンコツで終わっている。
そんな撮影が終了し、村のキャンプ場にてスタッフ一同でバーベキューなのだけど、参加者の全員が謎の失神。気が付くと、誰もいないキャンプ場に置き去りになっている。当然のように不審死が発生し始め…みたいな。
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我が国の産み落とした三大悪が1つ、アイドル・ホラーになります。そこに大罪の1つ”村”まで組み合わされば、何が起きるか。なにも起きない。当たり前の事だ。
悪縁切りの言い伝え!御神体はハサミ!縁が悪すぎる奴は真っ二つ!…と、面白そうな要素が仄めかされ、真っ二つになった人間はゼロ人のままフィニッシュ。
出来る女感でうるさいだけの牧野…出来ない男感でうるさいだけのタレント…なんも言わんあほグラドル…作り物の地方訛りが牙を剥く村青年、馬鹿のような挿入歌が突然流れ、🤮CGの釘が手のひらを貫く…。ここは秘境、縁切り村。本当に隅々まで酷さが行き渡っている。
肝心の怪異ですが、制服ルックに低めの嗄れ声の猫がマウマウ怒る時のまんまの声で威嚇しながら爪で掴んでくるだけな上に、メインの襲撃者は黒いモヤを噴きながら白カラコン入れたただの人たちという体たらく。
結局彼らの言う”縁切り”が何なのか分からないし、”縁切り様”がなんで襲ってくるのかも分からない。なんで襲うのやめたのかも分からない。
「それが、この村の真実じゃ」←これでも本当に分からなかった。やっぱ辛えわ…。
個人的に気に入ったのは、客はいるのに誰も何も食ってないレストラン、お腹からおっさん生えるとこです。