西遊記にこんな話があったかしら⁈😅

何故、ファンタジックな内容にしなかったのか？驚きの企画です‼︎
前二作品のじゃっかん、子供向けの冒険活劇に対して、今回は随分とアダルトな内容になっている。

最近の間違ったリアル志向とやらの連続ドラマであればじゅうぶんに新しい脚本だと思う。
つまりすごく今っぽい内容なんですな、これが！

金を出して観に行く映画としては、肩透かしを喰らいますが、連続ドラマとかであれば成立しそうです☺️🐒📺

タイトルが「若親分」の様相を呈してきたシリーズ第３作にして最終作。天界を荒らし回った悟空が、観音様によって下界に放逐され、人間を幸福にすれば許してやるという約束に従って、悪者に蹂躙される人々を救うという話。

人間に化けているという設定のため、悟空メイクをしていないシーン（役者が素顔で演じるシーン）が殆どで、だからこそ、様々な人情話が入ってきたり、悟空が恋に落ちたりしてしまう。そうした部分も悪くはないが、手のつけられない暴れん坊だったハズなのが、人間の姿になった途端に、物わかりの良い大人になったり、孤児や善男善女と触れあったり、悟空のキャラは崩壊気味である。

というわけでさほど特撮シーンが出てこないのでオプチカル・プリンターが使えなかったのか、合成は第１作のレベルに後退している。逆に初期の忍者映画のごときトリック撮影が多様されており、何だかプリミティブで心が潤う。