ゆき

初恋のきた道のゆきのレビュー・感想・評価

初恋のきた道(1999年製作の映画)
3.8
我儘の起源

「娘の心を持っていった。」
誰が見ても盲目になっている彼女の目線がとても印象的。
ピュアという単語はこの恋のためにあったと思う。
賭けみたいな食事の時間、身分の違いも距離も厭わない熱量。
選んだ相手は間違いじゃなかったと思わせてくれる最期の姿。
両親の知られざる一面に切り込むのも悪くない。

×××
都会から来た若い教師に恋心を抱いた少女。言葉にし難い想いを料理に乗せてようやく心を交わすが、時代の波に阻まれてしまう。
ゆき

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