ブラピ主演の映画など何度も取り上げられている、ジェシーとフランクのジェームズ兄弟を描いた映画の先駆けとも言うべき作品。彼らがどうして後世に語り継がれる無法者になったか？というライジング的な部分にフォーカスが当たっているが、根っから悪人だったわけではなく「やむにやまれずに悪事を働くようになった」部分はしっかり描かれており、まあその後単なるワルになってしまったのは不徳の致すところなんだなあと理解できた次第(笑)。タイロン・パワー＆ヘンリー・フォンダという組み合わせ＋脇を固める大物は見応えがあるのだが、ロマンスがいま一つ煮え切らなくて進行の邪魔をしていた箇所もあり、作品全体としては微妙。
