Adele

地獄への道のAdeleのレビュー・感想・評価

地獄への道(1939年製作の映画)
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まず、本当に何?この邦題…
原題見ないで邦題だけ見れば、これじゃ、ジェシー・ジェイムズの物語だって全くわからないよ

作品的には結論から書いてしまうと、うーんといった感じ…
ブラピとケイシー・アフレックのジェシー・ジェームズ作品を過去鑑賞済なので、今作は物足りなさを感じてしまった

また、恥ずかしながら、タイロン・パワーの作品を観るのは今回が初
何やら、彼は当時かなりの2枚目俳優として名を轟かせていたようだが、確かにイケメンだけど、わたしの好みではないな…
とまた、どうでもいい感想になってしまったが、今回はタイロン・パワーがジェシー役でヘンリー・フォンダが兄のフランク役
ヘンリー・フォンダは最初の方に少し出るだけで、あとはほとんど出てきません
全体の1割にも満たないくらいの出演かも

今作はどこまでが史実に忠実なんだろうか?
何だか、無理矢理きれいに?おさめよう感があった感じもしなくもない

唯一、よかった点はジェシーが走る汽車の上を颯爽と移動するシーンはかっこよかったし、ジェームズ兄弟が馬で超高速で逃げるシーンも迫力あってよかった
馬って本気出すとかなり速いんですね
ただ、あの崖のシーンは本当に本物の馬を落としたのかな…?CGとかなかった時代だもんね…
そう考えると動物好きとしては許せないし悲しい

また、最後に毒を吐かせてもらうと、ジー役の女優さんのセリフ棒読み大根具合がすごくて、びっくりしてしまった

結局、なんやかんやで一番かっこよかったと思うのは、保安官役のランドルフ・スコットだと思ってしまうわたしは今作を充分に楽しめてなかった証拠なんでしょうね…

今作はタイロン・パワーのファンはよいかと思いますが、個人的にはさほど刺さる作品ではなかったと…
続編はヘンリー・フォンダ演じる兄フランク作品らしいですが、この調子だと鑑賞しようかどうか非常に迷うところです
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