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ネムリユスリカのMKのレビュー・感想・評価

ネムリユスリカ(2011年製作の映画)
2.8
観たらドッと疲れるかなぁと思いつつ借りたら案の定、激重。
レイプされた少女とその父親と娘、そんな3人が色々なものから排斥されながら生きていく映画。
社会通念上、日常生活を送ることが叶わないとすれば、それは死に等しい出来事かも。
彼岸と此岸。
川向こうの明かりのついたマンションやらを尻目にまっとうな暮らしがままならないギリギリの生活を送ってるこちら側は無機質に描かれてるような印象だった。
犯罪から生まれた少女と被害者としての記憶の刻印のような娘、それを受け入れなければいけない父親または祖父。
めちゃ重たい設定で色々投げ掛けられはしたけど、映画側からの応えがなくてどんどん問題山積みになって大変だった。
娘の行動は色々と余韻を残すけど、正直、共感も理解もできなかった。まぁ他人はそんなに語ってはくれないのも事実だけど…
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