ヤマニシ

食人族のヤマニシのネタバレレビュー・内容・結末

食人族(1981年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 最初は未開の部族の野蛮さを映しておきながら、後半では最初に行った撮影隊の方がもっと野蛮でした、というオチ。食人や姦通に対する罰など西洋文化から見れば野蛮に映る面も多いが、銃を使って相手を脅して家を燃やしレイプもする西洋人側の方がもっと野蛮である。むしろあんなことがあった後に向こうから見たら同族である教授たちを最終的に受け入れているあたり度量の深い部族な気もする。ラストで撮影隊が殺されるシーンはスカッとしましたね。はよ死ねとも思った。ラストのセリフはやっぱり「人を食らう部族よりも、自らの楽しみのために人を食い物にする我々の方が食人族なのかもしれませんね。」みたいなオチという意味だろうか。グロシーンも多かったけど意外とストレスなく見れた。人が死ぬシーンよりは動物が死ぬシーンの方が見ててきつかったよ。おそらく本物を使ってるだろうし、今時の映画では本物の動物を殺すことはないからね。
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