構造の美しさに震える。これ以降亜流が死ぬ程たくさん作られたとしてもこの輝きに勝るものはないだろう。行方不明の映像作家のグループを追って教授が食人族と接触するところから始まるんですが、敵意が無いことを示すためにおじさんが川縁で全裸になって先住民の女の子たちと戯れる場面はあまりに眩しい。後半発見されたフィルムを試写室で観る教授と観客の視線が重なる時、怖いもの見たさで劇場に足を運んだ連中に逆照射して居た堪れず気まずい思いをするだろう。放火殺人・強姦まで和気藹々とやる野蛮な白人連中に自分を重ねる訳にはいかない。だが彼らは観客の過激な窃視の欲望を満たすために破壊行為を自覚的に激化させていくという点でこちらが罪悪感を抱かざるを得ない構造になっている。前半penisがやたらと出てくるのはご愛嬌！ゴア描写が甘いとかそういう評価軸で語るべきではない普遍性を持った寓話！全人類が観るべき映画！亀の解体シーンは長過ぎだ…
