遺産の宝石の入った、宝箱を巡って慾望まみれの男達が廃虚どうぜんの屋敷を真っ黒になりながら 探しまくるコメディみたいな物語。

面白かったです。

• #ごきげんよう

洋館の女主人（絹代）が危篤と聞いた欲深き男たちが集まる。屋敷は抵当に入っており、何も残っていない。絹代が目覚め、宝箱が残っている、と言う。必死で探そうとする男たち。宝箱は絹代の手に。ご機嫌取りの舞踏会を開く。絹代の夫の囲い者だった女性の娘、女中、絹代の恋人だった滝沢修立ち合いで箱が開かれる…。新藤兼人らしい、浅ましい人間の描写、欲に振り回され、話が進む。だが、深みに欠けるブラックユーモアな作品に留まった。

衛星劇場　幻の蔵出し映画館
2016/03

• #幻の蔵出し映画館