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12人の優しい日本人のxavierのレビュー・感想・評価

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)
3.7
彼らは果たして真実にたどり着けるのだろうか…
陪審員として殺人事件の裁判に召喚された12人の人々。裁判後に一室に隔離され評決を取ると、全員一致で"無罪"と決まるが、1人の陪審員が「それでいいんですか?話し合いましょう」と皆を引き止め…
ストーリーはこんな感じ。
作品の脚本は三谷幸喜。やっぱ密室劇を書かせたら上手いよね。

今回の作品の舞台は裁判後に評決を決めるために隔離された一室。登場人物も12人の陪審員と守衛と何故かピザの配達人の14人
まず飲み物の注文からぐだぐだなんだよね
人が頼んでるのを見て注文をコロコロ変える人が何人も出てくる。まぁ、その時点で
評決もそうなるんじゃ…って思えるし。
案の定、最初は全員一致"無罪"だったが1人が有罪を主張し始めると、個々の性格が顕になって行く。有罪でも無罪でもいいから早く帰りたい人、とことん話し合いたい人、人の話を聞いて自分の考えをコロコロ変える人、仕切りたがる人、でしゃばりの人などいろいろ。
そして、評決が決まらない決まらない。
人がこう言うとそれに同調する人も居れば揚げ足を取って反対する人も居る。
そして、その会話のやり取りも穏やかに話し合ったり、ケンカ腰だったりもする。
その中で陪審員の1人が退屈しのぎに"ダーヨンおじさん"を書いてるのは笑ったなぁ
でも1番は"死んじゃえー"が"ジンジャーエール"に聞こえない?ってのが面白かった
ラストの展開は、個人的にはちょっと…って感じがしたかなぁ。

観終わった後で何故、陪審員は12人?って疑問が湧いたので、ググッてみたら諸説あるらしいんだけど、キリストの12人の使徒からきてるらしい。
因みに日本は裁判官3人の陪審員6人の9人
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