いがらっしー

12人の優しい日本人のいがらっしーのレビュー・感想・評価

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)
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今更ながら鑑賞してみて、脚本の面白さに驚いた。
一部屋での会話劇というものの、途中の休憩シーンも挟みながら一本調子にはならず、話の展開と共に陪審員達の気持ちが右往左往と揺れ動いて行くのが見逃せない。
この話の面白さは、最後に問題が解決することもあるけれど、
一人の陪審員が「被告人は有罪だ!」と最初から最後まで頑なに言い続けていたのだが、その理由がラストで、ストンと府に落ちる。その瞬間の気持ちよさが、たまらない。
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