いがらっしー

ターンのいがらっしーのレビュー・感想・評価

ターン(2000年製作の映画)
-
誰もいない世界にタイムスリップしたかのような、いわゆる異空間の二人が恋をするという、この不思議な世界観は、『時をかける少女』の様であり、アニメ『君の名は。』の様でもあると思った。
メイキング映像によると、誰もいない世界は殆どCGで制作されたらしい。映画制作において編集がどれ程大事かが分かる。
ベリーショートにした少年の様な
牧瀬里穂さんがとてもキュートだし、『いだてん』で有名な中村勘九郎さんがこんなにもナチュラルな演技をしていらした事にも驚いた。
明日には消えてしまうと分かっていても作品を作ろう!とする意志や覚悟が出来た時、生きる力に繋がり、長い眠りから覚めたのかもしれません。
音楽も少なく、静かで閑散としているからこそ、観ているこちらの感性まで研ぎ澄まされる映画。だった。
いがらっしー

いがらっしー