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ストーカーのyのレビュー・感想・評価

ストーカー(1979年製作の映画)
3.6
少しも目を離せない映画もせわしないけど、A・タルコフスキーの映画は、長回しというか動きがない部分が忍耐がいる。
2倍速以上の飛ばしでみると会話(字幕)も消えてしまうので、2倍速で見た部分も多いけどそれでも長いなぁと思うところが何箇所か。会話が良かったけど長過ぎ感が難。
会話が遺作のサクリファイスよりいいなと思った。ストーカーが部屋の前で、作家に偽善者だとなじられ続け、虐げられた自分の立場を教授と作家に語り、自分は人を幸せにしたいからやってるんだというセリフはグッときた。最後の奥さんの語り部分も良かった。
奥さんを連れて行きたくないのは奥さんの望みに自分がいないかもしれないからかなと切ない。
ドストエフスキーの本がちらついた内容。
カラマーゾフの兄弟をまた読んでみたくなった。
無神論者と信仰心があり希望を持つ人虐げられた人、寄り添う妻。
監督は信仰心があり、信仰心が薄れていく社会を憂いているんでしょう。
教授が投げた爆弾の材料の後、部屋は汚されてしまった。
最後に娘とストーカーの周りに綿のようなものがふわふわ舞っていたのは何を表したかったのでしょう?
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