アマプラで久々に何となく見返してみたら、存外面白すぎて最後まで観てしまった。
この前編、原作を整理し再構成してあり、特にオチの部分がオリジナルな展開で、(割と徹底的にデスノートの使い方を追求していた)原作にも無かったデスノートの使い方を軸とし、不自然さのないストーリーラインを作り上げていて見事。
しかもそれが基本デスノートによる操りを基としているので、月のゲスさ、サイコパス度が原作よりも際立っており、それが藤原竜也のマンガっぽい芝居と相まって得がたい感動(笑い)を齎す。
邦画にありがちな安っぽさ(モブによる不自然な状況説明、だらだらした主観ショット、クドい愁嘆場や混乱の演出、貧乏な画面構成)はあるものの、まあそういうところは飛ばし飛ばし…。
ほとんどギャグみたいな設定の夜神総一郎を、鹿賀丈史はホントに自然に印象深く演じていてさすが。
あとはL役のマツケン。思えば彼はここで大ブレイクしたんだよなあ。今見ても素晴らしいキャラ作り。
リュークの中村獅童は当時割と話題になったと思うが、彼はともかくやっぱりCGが今見ると大分キツい。