11歳のトレバーが可愛くも考え方が大人より大人びてた。でもそれはそうならざる得なかったからだよねきっと。環境的にね。
世界を変えるとしたらどうしたいって議題を出されたら、果たしてどれくらいの人がトレバーと同じ発想をする事ができるだろうか。
『人から施しを受けたら別の3人に返す』
これが現実でも成功したのなら、本当に世界は良い方向に変わるかもしれないよね。そう思える発想が11歳から出てくるなんてすごい。いや、むしろ子どもだからこそできる発想なのかもしれないね。大人になるほど、人はクリーンな考え方ができなくなるからね。
トレバーのアイデアで広がっていく慈愛の波が、心に傷を持つ大人たちを巻き込みドラマが生まれる。ほんとすごいよ、こんな可愛い顔してさ。11歳のトレバーを尊敬する、大の大人の僕がね(笑)
「僕の為に別の人に渡して」って涙ながらにトレバーに言われたら、胸痛めちゃうよね。特に環境が似ているユージーンの場合は尚更。ユージーンの事も考えたら色々と胸痛だったな。でもトレバーの側にユージーンのような先生がいた事は、唯一の救いだったのかもしれないね。お母さんと先生が一緒にいてテレビを見ていたあのほんの一瞬が、トレバーを最高の笑顔にしていたんだから。
「次に渡せ」
トレバーはこの言葉の為に生まれてきたのかな。でも報われないな、、、。とっても良い発想なのにさ。報われない。この言葉の為って言い方をするより、この言葉を世に広めてたくさん人達を救う為にこの世界に舞い降りてくれたって捉え方の方がしっくり来るね。人生は長さばかりじゃない、濃さだって必要で、トレバーの人生にはちゃんとした意味があったんだよね。とっても素敵な意味がさ。
最後テレビ中に映っていたトレバーの悲しげな瞳が、僕は忘れられないよ。
どんな小さな事でも僕が出来る事なら、、、
"次に渡す"からね。