kurage

子猫をお願いのkurageのレビュー・感想・評価

子猫をお願い(2001年製作の映画)
-
何度でも観返したいガールズムービーの傑作。
高校時代の仲良し5人組は20歳になり、それぞれの道に進んでいる。性格や家庭、勤務環境の違いはどうしても相手とのギャップを感じざるを得ない。5人の現在地とともに、実家の営むサウナで働きながらも家族からの疎外感を抱いているテヒ、父母がおらず祖父母と貧しい生活を送るテキスタイルデザイナー志望のジヨン、ソウルで就職したものの、お茶くみとコピー取りくらいしかすることのないヘジュの3人の葛藤を描く。
20年も前の作品なのに自分には全然古びてないように思える。古びているのは携帯電話くらい。高校時代の友人たちの関係性や会話がリアル。
と書いて、現在の20歳の感覚ってどうなんだろうと想像してみたりした。コミュニケーションツールが変わったし、 SNSで近況も知れるしで彼女たちは卒業後は会わないかもしれない。わからない。
同級生が見分けられないほど似ている設定の双子の中国姉妹がいい味出してる。
kurage

kurage