雷さま狂四郎の第5弾。
前作で大ヒット飛ばしたからか、つくりに、余裕…あそび、みたぃなおおらかさも、感じつつ。
今作の狂四郎は、割とよくおしゃべりする感じがして、でも時代劇なのになんかモダンで、皮肉は小洒落てて、片頬に浮かべるニヒルな笑みと相まって、もう、たまりません。
そして、三隅監督×狂四郎の、殺陣の間が、すごく好きです!ちょっとした「ため」みたいな間隔が、動作でありながら画として眼の奥に残るようなインパクトを作ってる感じがして、美しさもカッコよさマシマシでした!
…しかし、一番うっとりしたのは、
居酒屋で、酒をかたむける仕草ですかねぇ…指の先まで美しく、喉仏にグッときて、無頼なセリフが憎いほどキマッてて、あぁ本日も、眼福、耳福、ごちそうさまでした、雷さま。
(…中村玉緒の、着物の襟が開きすぎなのだけ、ちょっといただけなかったなぁ)