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眠狂四郎 女地獄のうぐいすのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)
4.5
雷さま狂四郎も第10弾。
女地獄って、どんな地獄!ってタイトルですが、脇を固める田村高廣・伊藤雄之助のキャラが立ってて、当然演技もしっかりしてるので、画的にもストーリー展開も、すごく骨太で見応えがありました!

…なんなら“女地獄”はオプションかな、というくらい。(や、それでもやっぱり、狂四郎、先々で数多のキレイどころに色仕掛けられてて、それはそれでお約束なので、楽しめましたけど。)

狂四郎の“無頼み”にはますます磨きがかかっていて台詞なんてある種哲学めいてるくらいですが、だからこそ、卑劣極まる悪に対して、感情を迸らせながら斬りまくる最終盤の見せ場は「顔で斬る」と言われた雷さまの本領発揮!といった様相で、個人的に雷さま狂四郎シリーズの中でもかなりお気に入りのシーンになりました!

雪の中での、舞いを舞うような立ち回り、…雪、よくぞ降らせてくれました…雷さま狂四郎と雪、美し過ぎてしびれました…眼福。
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