「ジョーカー」は「タクシードライバー」と似てる、と聞き、「どこが?」と思ったので再度鑑賞。
すると、なるほど、共通点が見えなくもない。
差別が根強く蔓延り、犯罪があとをたたない腐った街に生きる孤独な男の話。ひょんなことから銃を手にしたことで、誤解が誤解を生み、気づけば、意図せずヒーローとして祭り上げられる。
誰もが主人公のようになる可能性がある。
そして誰も真実なんて興味ないのだ。
虚しさが残る。
見ているのに見ていないような、正気のないデニーロの目が印象的。そして、ジュディ ・フォスターの貫禄の演技に拍手。