れいな

タクシードライバーのれいなのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
正義とは。って考えさせられる話だなと思った。結局歪んだ正義が何よりも1番恐ろしいんじゃないかと思わせられる。
ジョーカーはこの映画をオマージュしているという意見もあるけど、たしかに主人公の生い立ちや、主人公なりに自分の正義があってそれに則り行動している点(主人公の主観で人間といえないような悪いやつを殺すことに躊躇いや悪いと思う気持ちが全くない)が似てるなと思った。
ちょっと優雅なメロディに淡々と進んでいく話で、全体的に暗めな画面なんだけどメロディは優雅な感じのちょっとミスマッチ感がこわかった。主人公の世間一般との正義感のズレ?を表してるみたいで不気味だった。
いろいろ考えさせられる作品。結局罪にならず正義のヒーローとして扱われたけど、アイリスは果たして幸せだったのかな?とか。
正義って難しいね。
れいな

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