まめだいふく

サイレント・ランニングのまめだいふくのレビュー・感想・評価

サイレント・ランニング(1972年製作の映画)
3.0
 宇宙にぼっちシリーズ(勝手に命名)の一つ。

  ‶神よ この庭を守り給え“

 地球上の植物がすべて失われ、すべてが人工的に管理されているという設定のSF。

 地球再緑化計画として、宇宙ドームで植物を栽培する任務を負っているローウェルは、共にドームで働く同僚たちと違って、自然をこよなく愛する男だった。
 そんなある日、地球再緑化計画の中止が言い渡され、ドームを爆破せよとの指令が届く。
 精魂込めて育てた森を失いたくないローウェルは反抗し、爆破しようとする同僚たちを殺してしまう。

 地球の様子は一切描かれず、大半のシーンは宇宙ドーム内。そしてほぼブルース・ダーンの一人芝居。一応、二足歩行ロボットが三体いるにはいるけど、人間じゃないし。
 この二足歩行ロボットのヨチヨチ歩きがなんかかわいい。
 人が入っているに決まってる動きなんだけど、どう考えても背が低すぎるので、子供が入ってるのかなと思ったら、何と下半身のない障がい者たちが演じているというのだから驚いた。
 因みにこのロボットのデザインは、後の『スター・ウォーズ』にも影響を与えているそうな。

 ラストはなんだか『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせる。
まめだいふく

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