安堵霊タラコフスキー

新しい人生の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

新しい人生(1966年製作の映画)
3.9
話に煮え切らなさがあったところとかは微妙に思ったものの、監督デビュー作同様に勅使河原宏や吉田喜重を髣髴とさせる映像や、海や河の仕事を記録映画風に撮るネオレアリズモ的描写等には沁み入るものがあった。

しかしその地域特有の仕事や家とか、そういうものが映っている作品ってのはそれだけでも価値や意義が感じられるし、日本でもこの時代もっと土着的な作品を撮った方が良かったかもしれないなと少し考えてしまった。