ジャイロ

逃走迷路のジャイロのレビュー・感想・評価

逃走迷路(1942年製作の映画)
3.7
「これが我が逃走経路だーーーー!!!」

いたずらがバレた次男坊(保育園児)が、そう言って走り去って行った。こんなの仕込むのは長男しかいない。ジョジョのアニメを見せたな。しかも第三部…

まったくやれやれだぜ

そんなことがあったので今日はこれでも観るか


『逃走迷路』


洒落たオープニングに一気に引き込まれます。謎の死、どんどん深みにはまってゆく主人公、金髪美女はまだ登場しないのかな?

追い詰められながら追い詰める

なるほどこれが我が逃走迷路か

面白い

アメリカもまだ捨てたもんじゃないなっていう人情劇と、なぜ?何のために!?が付きまとう真犯人探し。確かに迷路だ。巻き込まれ型サスペンスで今日一巻き込まれたのは恐らくヒロインの彼女、金髪のプリシラ・レインです。『毒薬と老嬢』では笑顔が素敵な彼女ですが、今回はずっとプリプリ怒ってました。

ちょっと展開が強引な気もしなくもありませんが、ユーモアのある台詞の応酬にフフッってなるし、綱渡りのピンチの連続はなかなかどうして楽しめました。

そして確かに

これは危ない

当時、どうやって撮影したんだ!?と話題になったというクライマックスのスタチュー・オブ・リバティ。『北北西に進路を取れ』のラシュモア山に負けないぐらいつるっつるです。あんなとこ歩くなんて気が知れない。もしあれが自分だったらと想像しただけで手に汗握ります。しかし…危ねえ…

そして肝心のラストは投げっぱなしか!?

何この物足りなさ

嘘でしょ!?

嘘だと言ってよヒッチコック大先生!!!!

面白かったんだけどなー

カメオは気付かず。また負けました。くっ…