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ロシュフォールの恋人たちのごのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
3.4
ロシュフォールというフランスの田舎町で悶々とする男女の話

正直内容はいけすかないが、装飾とファッションが素晴らしすぎて、つい画面にかぶりついてしまう

映画自体は50年以上前のものなので、映像としてはとても古めかしいのだが、カラフルな服装と背景のおかげで、非常にオシャレな雰囲気を纏っている

どの画面を切り取っても絵画のようで、我々の生きる世界に色という概念が与えられたことに感謝していると、あっという間に2時間が過ぎる(10年遡れば白黒映画が主流だったわけで、カラー映画が撮れるほど技術が進んだ中で、当時のパイオニアたちがやりたいことを詰め込んだんだろうなーと)

オシャレを自負する人々は一度は見ておくべき、美の国フランスの本気を感じられる映画

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色んなところで伏線を張りまくり、最後はミュージカルのお決まりの展開で皆出会いハッピーエンド…かと思いきや、デルフィーヌだけ出会えるかわからないままラストシーンを迎えるのが好印象

車止まってよかったね
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