ROSA

暗殺のオペラのROSAのレビュー・感想・評価

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)
-
"映画は芸術なんだよー!"
最初からそんな強い思いが胸を占めてドキドキしてくる
これがヴィットリオ・ストラーロなのか!
今までベルトルッチ監督×ストラーロの作品はいくつか観てるのにね

反ファシストの父が暗殺されたとされるのは1936年6月15日のこと
その真相を探るため小さな町タラを訪れた青年アトスは・・・

英雄?それとも裏切り者?
私たち皆 共犯者なのかもね

最後はタラの町全体がオペラの舞台になったみたいで・・・

あ〜上手く言葉にできないけど セリフひとつひとつの意味を考えさせられて 全てのシーンが美しくて とにかくいろんなことが詰め込まれてて 監督の頭の中はいったいどうなってるの⁉︎

DVD特典冊子の坂本龍一さんのインタビューを読んでいたら『ラスト・タンゴ・イン・パリ』のオレンジ色の美しさに触れたくなって オペラ『リゴレット』も観たくなる
溝口健二監督ってゴダールだけじゃなくてベルトルッチにも影響を与えてたのね

たぶん去年かな『暗殺の森』を観たもののあまりの衝撃に感想も何も書けず…
その時この『暗殺のオペラ』を知りました
繰り返し観ちゃう映画がまたひとつ

『暗殺の森』もまた観ようかな
ROSA

ROSA