時折深夜に仕事場で、独りフラリと観返したくなる映画がこの『ロードハウス 孤独の街』だ。
主演俳優の肉体美とアクションのショーケースにまんべんなく塗された酒場と喧嘩とブルースロックミュージック、女と車と銃撃戦、男同士の友情に、気の利いた風な減らず口、そして地方都市を牛耳る悪党一味...この凡百ありふれたジャンル映画の定型フォーマットをテンポ良く組み合わせ、澱みなく魅せる職人芸。
むずかしいことな〜んにも考えずに観ていられるヒーローアクション映画。
ラストのいかにもご都合主義的な展開も、いかにもアメリカの小さな地方都市を舞台にしたロケーションも、たぶんCG一個も使ってないのも、観ていて何だか安心するし、落ち着くのです☆