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虎狼の群のにくのレビュー・感想・評価

虎狼の群(1923年製作の映画)
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「ストロングハートの成功にハリウッドが目をつけないはずはなく、まもなくあちこちの撮影所にシェパードが現われはじめた。どの所有者も、それが西部戦線でドイツ赤十字軍に使われていた犬で、飢え死にしかけているところを動物好きの米兵に拾われたとふれこんだ。そのなかでいちばんタレント性があったのはリンティというシェパードで、ワーナー・ブラザースの『虎狼の群』’23に脇役で出演した。マル・セント・クレアが犬の映画に関心をもつきっかけとなったのが、この映画だった。ハリウッド郊外の覆面試写会でこれを見た彼は、映画はお粗末だと思ったが、リンティには舌を巻いた」(モズレー『ザナック―ハリウッド最後のタイクーン』、早川書房、1986年、95-96頁)。
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