にく

変な家のにくのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
2.7
石川淳一『変な家』(24)。間取りホラーかと思って見てると途中から山村因習譚(またかよ)になる(石坂浩二登場で横溝系地縁血縁スリラーの劣化版と知れる)。『ある閉ざされた雪の山荘で』と同じく平面図(2D)を俯瞰する構図が肝となるが、結果、横溝映画にはあった上下軸における落差を付けられずに終る。
 あと瀧本美織の無駄遣い。斉藤由貴が『マッチング』とほぼ同じ役どころ(出てくるだけで何をするかがバレる)。川栄李奈と高嶋政伸の前髪長過ぎ(誰か分からなかった)。画面がずっと暗過ぎ(照明設計の失敗)。村人が馬鹿過ぎ(邦画の村人、手とか足とかもぎ過ぎ)。
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