竜平

ジム・キャリーはMr.ダマーの竜平のレビュー・感想・評価

ジム・キャリーはMr.ダマー(1994年製作の映画)
3.7
ひょんなことから始まる、仲良しコンビ「ハリーとロイド」の珍道中。若きジム・キャリーとジェフ・ダニエルズが繰り広げる下品で下劣なドタバタコメディ。

邦題に『ジム・キャリーは』とあるけど彼のみでなく今作はダブル主演。子供のようにはしゃぐ二人の姿がなんとも可愛らしくて微笑ましい。とにかくバカっぽい二人なんだけど、単なるバカと言うよりもバカ正直というか、小学生が中身そのまんま大人になったという感じ。キレのある動きで魅せるジムキャ扮するロイド、悲しすぎて吐きそうになる仕草が個人的にはツボ。なんとも言えない気だるい雰囲気や顔芸が光るダニエルズ扮するハリー、彼のすぐムキになる様も楽しい。ロイドの激しすぎる思い込みや勘違いで始まる旅、その道中から迎える結末まで、サラッと見れてしっかり笑えるアメリカンなコメディ作品。

笑えるとは言いつつも、全編に溢れるのがブラックユーモア、もといジョーク、ということで子供じみてたり不謹慎だったりのギャグのオンパレード。そういうの苦手な人にはちょっときついのかな、的な。 盲目の子にインコあげるくだりとかもうブラックすぎるし、下剤のくだりとかもね、めちゃくちゃ汚いけど笑ってしまうってな話。

とにかく息抜きにもってこい、な一本だと思うけどどうだろう。ジムキャ好きはとりあえず必見。ワゴン車で行く長距離の旅、いいなぁ。
竜平

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