ヤマト

ジェイコブス・ラダーのヤマトのレビュー・感想・評価

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)
3.9
ベトナム戦争で仲間たちと他愛ない話をしていると、突然敵に襲われて、凄惨な光景を目にします。主人公も森の中に身を潜めてなんとかしようとするのだが、結局胸を深く貫かれてしまう。

それから、その古傷が痛み、幻覚?を見などの症状があり、彼自身かかりつけの整体師にかかっている。

腹を突かれてから突然電車のシーンに変わるのだが、その時持っている本にも注目してほしい。
家では恋人が待っており、彼女と中睦まじく生活しています。

しかし、ある日その戦争に赴いた仲間である旧友たちに遭うと、みんな自分と同じ症状に遭って苦しんでいるとのことでした。
これは軍の陰謀だとか実験だとか色々推測し、その真実を暴こうと動いていくのでした。


そういうホラーというよりスリラーやサスペンス、ミステリー要素の強い映画となっております。もちろん、その要素だけなら〜って気軽に観ると、突然ゲームのサイレ〇トヒルみたいな病院に連れてかれたりして、ホラーだめな人はヒェッてなると思う。笑


別に頭は使わなくても全然楽しめるが、この作品は考察する楽しみがある映画なので、何か考えながら、この映画は一体何が舞台で何を目的としているのか考えて観ると面白いと思います。

そして、これは旧約聖書の「ヤコブの橋」というものから来ているらしく、旧約聖書を詳しく知っている方なら、更に考察は進みより一層楽しめる作品となっております。

私はそういうのわかんないから、後で考察見て「へー」ってなるタイプですが、意味わかんなくても面白かったし、古い映画のわりにかなりインパクトと斬新さがあってかなり真新しい映画を観た気分になりました。

これは絶対ながら観じゃなくて、ちゃんとしっかり鑑賞した方が面白い映画です!
当時はあんまり評価されなかったみたいだけど、他の作品に大きな影響を与えたらしいです。
これは紛れもない名作だと私は思いました。
ヤマト

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