1929年製、世界初のトーキーミュージカル。
アカデミー作品賞を受賞しています。
正直言うと、演者は音痴だし踊りもバラバラで、お世辞にも出来の良いミュージカルとは言い難い。
スターを夢見る姉妹も自分本位の発言が多くて、本当はお互いの事を思いやる優しい心の持ち主なのに、魅力が出しきれていない気がする。
でも、どんな分野でも初挑戦と言うのはそれだけで意味があると思うし、それに対する賞賛も当然あって然るべき。
このたった4年後には『四十二番街』で万華鏡のようなバークレーショットが出てくるのか〜と思うと、感慨深いものがある。
ここから怒涛の勢いでミュージカル映画が洗練されていくのだと思うと、やはり先駆者となった今作には敬意を払いたい！
