可哀想な瑛太。
強がってる妹。
金が無ければこんな風になってなかったのかも。
金があったからこんな風になったのかも。
違うな。
金が無かったら無かったで、
なんにせよ気持ち悪く、未練がましく、爆発させてるか、刺してるか、撃ってるな。
あっちにもいけない。
こっちでも満足に生きていけやしない。
天使と悪魔みたいに
家族の亡霊がまとわりつく。
窪塚洋介がずっとかっこいいし、ど正論のど真ん中にいるような感じです。
映画特有の苦手な結末だったけれど、
たぶん、国会議事堂の警備に捕まってそのまま牢屋だろうな。
箱を押収した警察数人が死ぬか軽傷または重症ってことで、死刑判決だろうな。
大義もなにもない。
不慮に巻き込まれ、
自分ひとりじゃ生きていけないって
身内が死んだ苦しみに耐えられないからって
理不尽をぶつける先が
不毛な無差別殺人。
それも爆弾作って、偽名で送り付けて…
やってることネットで誹謗中傷するのと変わらん。
悲しみに純粋に浸れたらよかったね。