ミサホ

シー・オブ・ラブのミサホのレビュー・感想・評価

シー・オブ・ラブ(1989年製作の映画)
3.8
観るのはこれで3回目…かな。
映画でも本でも気に入った作品は何回も繰り返し観たり読んだりする性質があります。映画なんか初見のように楽しめちゃう。

今回も再鑑賞がしたくてこれを選んだ。3回目なのに結末だけ見事に忘れててびっくりした。あ〜そやそや!って思い出したけど。あの結末を忘れるとはあんたすごいね…である。

アル・パチーノ演じるフランクはNY市警の刑事。その道20年のベテランである。そんな彼の管轄で、男が殺される事件が発生した!

ベッドの上。全裸。うつ伏せ。後頭部の銃痕。“Sea of Love”のレコード。

これらが捜査の鍵を握る
そしてさらなる事件が…

フランクが危なっかしいったらない!
フランクたちは、容疑者は女性と特定し、囮捜査をするものの、その過程で容疑者のひとりとフランクはええ感じになるのである。全く…こらこらである。

その女、ヘレンを演じるのが我らがエレン・バーキン(あ…違う?)だ。昔は苦手な顔だったけど、なんだか可愛い。妙に色っぽい。

そんなヘレンにフランクはぞっこんだ。メロメロだ。浮かれて、似合いもしない豹柄の靴なんかをほいほい履いちゃうのだ。殺されるかもしれないのに。

そして寝ちゃう。
殺されるかもしれないのに…

本作、ハラハラさせる演出がすこぶるうまい。アパートの踊り場の窓から鳥がバタバタッッとするシーンなんか、ヒッチコックの『鳥』より最大瞬間風速的な威力がすごかった。びっくりした。


そしてラスト…
おまえやったんかーーーーーーい!
と三回観てんのに、たぶん三回とも言うてしまったわい。

そんなヒヤヒヤ、ハラハラさせるなかなかスリリングな作品です♪
ミサホ

ミサホ