わか

イヴの時間 劇場版のわかのレビュー・感想・評価

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)
3.6
人間とアンドロイドを区別しない喫茶店「イヴの時間」。

店の外では人間の命令に忠実で機械的に仕事をこなすアンドロイドたちも店内では人間との区別がつかないくらい人間らしい表情を見せる。

アンドロイドが世の中に浸透し始めの世界を描いているだけあって、人間たちとの壁を感じた。

でも、アンドロイドにもちゃんと感情があって決してただの機械じゃないんだよってことに気づかせてくれる作品だった。

家でアンドロイドに強気な態度をとってる主人公たちも、イヴの時間では区別がつかず、相手と話して抱いた印象を元に普通に接しているのを観て、人間がいかに先入観で物事を判断しているかが分かる内容だった。

その過ちに気づいて徐々にアンドロイドとの接し方を変えていく主人公たちの成長こそ、これからの未来で大切なことになっていくのだと思った。
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