基本情報、国立映画アーカイブでフィルムを見たがYouTubeにも上がっているので興味ある人は是非(多分かつて出たビデオのリッピング)。
某音楽批評家が1972年頃の音楽は中身はイマイチでも音(録音)は基本的に良いからどんなものでも買うという名言(迷言)を残しているが、この時代の特にアメリカと日本の映画にも似たようなことが言えるのではないか。つまり監督の素質云々を度外視してまず金と人手がバカみたいに掛かっているので基本的に面白いから観る価値がある。
全てのショットに重みがあるというと抽象的に過ぎるかもしれないが、冒頭のパンから横移動に移行するワンカットからして重みが違う。確固たるスタイルがあるのかどうかはわからないが、全編こんな感じで凄い。繰り返すがこれが監督の資質なのかどうかは問題ではない。
