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レオン 完全版のりゅーののネタバレレビュー・内容・結末

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2021/2/6鑑賞。

無感情な殺し屋が、偶然関わった少女から人間らしさを取り戻す。

レオンは無感情な殺し屋、というのが登場直後からのキャラクターだが、扉を開けてマチルダを助けた直後、まだ殺し屋としてのルーティンの中に生きている筈なのに豚の鍋つかみで戯けてみせたりしているので、若い頃の恋人との悲劇がなければずっと優しい人として殺しなど無関係で暮らせていたんだと想像できる。

そして途中のモノマネゲームでも、ユーモアシーンである反面、常識から外れてひっそりと生きていたことを裏付ける場面でもある。

イタリアで殺しをしていなければマチルダに会わなかったが、会ったが故に殺し屋としての立場に苦しみ、全うできずに死んでしまう。

序盤のシーンで、雇い主のトニーから「やり方は変えるなよ」と言われているのがフラグとなっている。

50手前の高齢男性と13の女の子、という中々素直に恋仲となれない関係性を含め、なんとも切ない話だ。

って言うかトニー、お年玉を預かる親のようなことを言っているがマジでお金取っといてる?
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