ひさしぶりに観た。公開時は社会現象か、というくらい人気だった記憶。
そして昔どハマりして繰り返し観たけど、もしかして完全版をきちんと観るの初めてかも。完全版、オトナだなあ。
映画デビュー作とは思えないくらいナタリー・ポートマン演じるマチルダの演技が素晴らしく、これでゲイリー・オールドマン大好きになった。
ジャン・レノ演じるレオンの、孤高の殺し屋なのにまるで子どものように純粋なキャラクターも好き。
マチルダ、大人びているぶん、時折見せる12歳らしい子どもらしさに逆にグッとくる。
一方で、レオンとマチルダの恋愛(を思わせる)描写は今観ると「それはないだろ…」なんだよね…
日陰の身の殺し屋稼業しているレオンが、観葉植物をせっせと陽に当てて育てている皮肉。
そしてそれを踏まえてのラストが切なく泣ける。
リュック・ベッソンの最高傑作は、自分の中ではやはり今作。
ただし若い頃に観たフィルターがかかっている(今の価値観ではあり得ない)よなあとも思う。